AI新規事業創出

私たちが、頭の中でやっていること。

私たちは、対象の思考を5つの層に分けて扱います。これが Braining の中身です。

対象の思考の道筋を、途中を飛ばさずに分解して理解し、詰まっている段階に必要なものを与えて、望む行動へ至らせること。

左が人、右がAIです。同じ5つの層が、そのまま両方に当てはまります。要約はしていません。実際に使っている全項目を、そのまま並べます。

人とAI、同じ5つの層が、そのまま両方に当てはまります。

層この層が見るもの人に向けたときAIに向けたとき
1. 背景いまの頭が、どう出来上がったかこれまでの経験と、いま信じていること先に与えた設定と、そのモデルの得手不得手
2. 状況と制約いま、どこに置かれているか決める権限、予算と時間、外れたときの責任使える道具と権限、渡せる量、誤りの波及
3. 接触の条件どこで、どんな状態で、どの順で受け取るかどこで、どんな状態で、何回目に受け取るか何を、どの順で、どの粒度で渡すか
4. 行動の段階受け取ってから動くまで届いてから、買って、また買うまでの11段階受け取ってから、引き渡すまでの7工程
5. 検証と差し戻し外れをどこへ戻すかどこで止まったかを測り、上の層へ戻すどこで外れたかを測り、設定と渡し方へ戻す

1. 背景

人に向けたとき
これまでの経験と、いま信じていること
AIに向けたとき
先に与えた設定と、そのモデルの得手不得手
この層が見るもの
いまの頭が、どう出来上がったか

2. 状況と制約

人に向けたとき
決める権限、予算と時間、外れたときの責任
AIに向けたとき
使える道具と権限、渡せる量、誤りの波及
この層が見るもの
いま、どこに置かれているか

3. 接触の条件

人に向けたとき
どこで、どんな状態で、何回目に受け取るか
AIに向けたとき
何を、どの順で、どの粒度で渡すか
この層が見るもの
どこで、どんな状態で、どの順で受け取るか

4. 行動の段階

人に向けたとき
届いてから、買って、また買うまでの11段階
AIに向けたとき
受け取ってから、引き渡すまでの7工程
この層が見るもの
受け取ってから動くまで

5. 検証と差し戻し

人に向けたとき
どこで止まったかを測り、上の層へ戻す
AIに向けたとき
どこで外れたかを測り、設定と渡し方へ戻す
この層が見るもの
外れをどこへ戻すか

1. 背景

いまの頭が、どう出来上がったか

人に向けたとき(購買という行動へ)

  • ① これまでの試行と失敗
  • ② いまの恐れと望み、誰の評価で動くか
  • ③ すでに正しいと信じていること

AIに向けたとき(理想の出力という行動へ)

  • ① 先に与える設定と規律
  • ② モデルの得手不得手、崩れどころ
  • ③ 知らないこと、知識の時点

人側|提案の前に、15分類のデータで背景を置きます。

AI側|Tsumoruは、市場調査から始めました。

2. 状況と制約

いま、どこに置かれているか

人に向けたとき

  • ① 決める権限と、承認の相手
  • ② 予算・人・時間
  • ③ 外れたとき、誰が責められるか
  • ④ いま何で間に合わせているか

AIに向けたとき

  • ① 使える道具と権限(参照・書き込み・実行)
  • ② 渡せる量、試行回数、待てる時間
  • ③ 誤りが下流に及ぶ範囲と、人の検品
  • ④ 別のモデル・人手・既存の手順

人側|支援範囲を5段で持ち、欠けている段を引き受けます。

AI側|少人数のまま回す前提で、詰まる工程にAIを入れます。

3. 接触の条件

どこで、どんな状態で、どの順で受け取るか

人に向けたとき

  • ① 場所とデバイス
  • ② 時間帯と、割ける注意
  • ③ 心理状態と同席者
  • ④ 直前に見たもの、直後にすること
  • ⑤ 何回目か、どの順で届いたか

AIに向けたとき

  • ① 何を渡し、何を渡さないか
  • ② どの順で渡すか
  • ③ どの粒度に割るか
  • ④ どれだけの長さで、どこに置くか
  • ⑤ 何度目のやり取りか、履歴の汚れ

人側|BRAND FIT SCORE/SEEDING設計/体験型/広告運用。

AI側|何を、どの順で、どの粒度で渡すかを型にしています。

4. 行動の段階

受け取ってから動くまで

人(11段階)

  1. 01届く
  2. 02気づく
  3. 03関心を持つ
  4. 04調べる
  5. 05比べる
  6. 06不安を洗い出す
  7. 07社内の合意を取る
  8. 08決める
  9. 09買う
  10. 10使う
  11. 11また買う・人に言う

AI(7工程)

  1. 01受け取る
  2. 02前提を解釈する
  3. 03要求を分解する
  4. 04手順を組む
  5. 05生成する
  6. 06自己点検する
  7. 07引き渡す

人側|KOL・SNS・広告・体験型を、段階ごとの打ち手として持っています。

AI側|ブランド設計 → サービス開発 → 集客設計。

よく使われる分解が扱っているのは、この層です。

AIDMA

(注意→関心→欲求→記憶→行動)

AISAS

(注意→関心→検索→行動→共有)

AISCEAS

(注意→関心→検索→比較→検討→行動→共有|望野和美氏・2005年)

ULSSAS

(UGC→好意→SNS内検索→検索→行動→拡散|株式会社ホットリンク)

5A

(認知→訴求→調査→行動→推奨|Philip Kotler・2016年)

消費者意思決定ジャーニー

(初期検討→積極的評価→購入→購入後の体験|McKinsey & Company・2009年)

5. 検証と差し戻し

外れをどこへ戻すか

人に向けたとき

  • ① 止まっている場所の仮説
  • ② 確かめ方
  • ③ 外れとみなす線
  • ④ 第1〜4層のどこを直すか

AIに向けたとき

  • ① 良い出力の基準
  • ② どこで外れたかの実測
  • ③ 原因の工程(背景/渡し方/組み方)
  • ④ 直す対象(設定・渡す情報・工程の割り方)

人側|運用・報告を自社に持ち、リーチ保証型PRで判定を契約に内蔵しています。

AI側|自社事業で確かめた進め方を、支援の現場へ戻します。

上から下へ読むと、順序が意味を持ちます。第1層を置かずに第4層から始めれば、施策は誰にでも当たる一般論になります。第3層を置かずに第4層を設計すれば、正しい内容が、届かない場所に置かれます。そして第5層は、必ず上の層へ戻ります。

左右に読むと、対称が見えます。人の「すでに正しいと信じていること」は、AIの「先に与える設定」に対応します。人の「同席者と直前の文脈」は、AIの「履歴と渡す順序」に対応します。

人の側は27項目、AIの側は23項目。そのうち第4層は11段階です。

私たちは、この表を人に向けてマーケティングをやり、AIに向けて事業をつくっています。事業が2つあるのではなく、適用先が2つあります。

事業が2つあるのではなく、適用先が2つあります。

人に向けたときの中身を見る(グローバルブランド成長支援)

なぜ、支援会社が自分の事業をつくるのか

支援会社が自分の事業を持つことを、意外に思われることがあります。私たちにとっては、支援の質を保つために必要な仕事です。

マーケティングの支援は、他社のお金と他社のブランドを預かって行うものです。だから私たちは、新しい手法を試すとき、まず自分たちの事業で試すことにしました。うまくいった型だけを支援の現場へ持ち込む。うまくいかなかったことも、事実として持って行く。

いまその実験の中心にあるのがAIです。世の中には「AIを活用しています」という言葉が溢れていますが、私たちが確かめたいのはもっと具体的なことでした。AIを戦略の設計から運用・スケールまでの一連に組み込んだとき、少人数のまま新しい事業を、繰り返し立ち上げられるのか。

他社のお金を預かる仕事だからこそ、新しい手法はまず自分たちの事業で試します。

いまその実験の中心にあるのがAIです。

ツールを持っているかではなく、一連に組み込めるか

差が出るのは、どのAIツールを導入したかではありません。市場の調査から、戦略の設計、制作、運用、改善までの一連の工程にAIを組み込み、それを再現できる形にできるかどうかです。

一連の工程にAIを組み込み、再現できる形にできるかどうかです。

やっていることは、先ほどの表の右側そのものです。先に設定と規律を与え(第1層)、少人数という制約を前提に置き(第2層)、何を・どの順で・どの粒度で渡すかを決め(第3層)、工程に割って進め(第4層)、外れたら原因の工程まで戻す(第5層)。この往復を型として持てるかどうかが、再現性の正体だと考えています。

やっていることは、先ほどの表の右側そのものです。

私たちは、少人数・低コストのまま新しい事業を反復して立ち上げられる体制をつくることを目標に置いています。ひとつの事業で得た型を次の事業へ引き継げるようにする。そこまで来て初めて、AIを使えていると言えると考えています。

少人数・低コストのまま、新しい事業を反復して立ち上げられる体制を目標に置いています。

第1号:Tsumoru(つもる)

Tsumoruは、スマートフォンの中にある家族の写真を紙の写真集にして、離れて暮らす親元へ定期的に届けるサービスです。写真を選ぶところから、印刷、製本、発送までを当社が引き受けます。受け取る方に、アプリの操作や設定は必要ありません。

Tsumoruは、スマートフォンの中にある家族の写真を紙の写真集にして、離れて暮らす親元へ定期的に届けるサービスです。

撮った写真は、たいてい撮った人の端末の中に残ったままになります。データで送ることはできても、受け取る側がそれを開いて見るとは限りません。紙の冊子なら、届いた時点で目に入り、置いておけば何度でも手に取れます。私たちは、離れて暮らす家族のあいだに残るものとして、紙という形を選びました。

立ち上げの工程

市場調査 → ブランド設計 → サービス開発 → 集客設計。この4つを、少人数のチームとAIで進めています。先に「少人数のまま回す」という制約を置き、どの工程で人手が詰まるのかを特定してから、そこにAIを差し込む。この順序で進めたことが、そのまま次の事業へ持ち越せる型になりました。

市場調査 → ブランド設計 → サービス開発 → 集客設計。この4つを、少人数のチームとAIで進めています。

2026年9月15日 提供開始(予定)。提供地域は日本国内です。

なお、当社は AI企業である親会社 paladeal株式会社のグループです。同社は、クリエイターが自分の名前のオンラインショップで商品を紹介・販売できるプラットフォームCollexion(β版)を運営しています。

自社事業で試したことを、支援の現場へ

Tsumoruの立ち上げで確かめた進め方は、そのままクライアントの新規事業支援やブランド立ち上げの支援に使えます。うまくいった型も、うまくいかなかったことも、事実として持って行きます。

うまくいった型も、うまくいかなかったことも、事実として持って行きます。

これは、先ほどの表でいえば第5層(検証と差し戻し)が、会社の単位で回っている状態です。自社の事業で外れを見つけ、原因の層まで戻して直し、直した型を支援の現場へ渡す。

私たちが新規事業の相談をお受けするとき、話せるのは方法論だけではありません。いま自分たちがやっている最中のことです。

何のために使うか。

ここまで読んでいただいた表は、人の頭の中を細かく分解するものです。向ける先を間違えれば、人を思い通りに動かすための道具になります。だから私たちは、この力をどこへ向けるのかを、先に決めています。

世界が少しでも明るく、幸せになる方へ使う。

第1号の事業に選んだのが、離れて暮らす家族のあいだに手に取れる形を残すサービスだったのは、その決め方の結果です。そして、この表を隠さずに全部お見せしているのも、同じ理由からです。隠して使えば操作になり、開いて使えば方法論になります。私たちは後者でいたいと思っています。

隠して使えば操作になり、開いて使えば方法論になります。

新規事業の立ち上げ、AIを組み込んだ体制づくりについてのご相談も承ります。

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